9月の終わりに、1日(!)だけ台北に滞在したのですが、その際、街中で妙〜な視線を感じたのでした。「誰かが、こっち、見てる!?」
正体は、あちこちで貼られている 台湾電影「賽温遏η値 (セデック・バレ)」のポスターでした。このヒトの視線でした。
この映画、日本統治時代に起きた台湾原住民の反乱事件「霧社事件」を扱った問題作で、演員は殆どが台湾原住民の人達、、と日本人。使われている言語は賽温邯譴汎本語という、ビックリです。ベネチア映画祭に出品されたのですが、「残酷だ!」とか、まあ評価が割れて残念ながら賞は獲れませんでした。西側目線では、分からないだろうなあ、、、
ホント、時間があれば観たかもしれないのですが、、、日本人が敵役(とは、言っても絶対反日映画ではありません!)だし、、一人だし、、と諦めて帰って来ました。プロデューサーにあのジョン・ウーも名を連ねていて、私としては、「賽温鄲嫁訓冤宰椰А廚犬磴覆いと想像してるんですが。
まあ、そんなわけで本片は観ることが出来なかったので、せめて、、と、書籍「電影・巴莱」を買って来ました。で、ず〜〜っと、このところ、これに顔を埋めています。これで、私も賽温酊漫
あの視線の主、「賽温遏η値蕁廚亮臾鬚 莫那・魯道 を演じた 林慶台は、タイヤル族出身の51歳、、、で、何と!本色は牧師さん(その他にも、木彫やハンターもやってるらしい)だったのです。どうりで、、そのカリスマ性を感じる眼光がただモノじゃなかったわけです。
普段は、こんなチャーミング風なおじさん。
でも、一躍有名になって、、TV出演もあって、スタイリストが整えてくれると、こんな具合に(ちょっとクスッ!そして、爆!!)
教会ではこんな感じ?
「不一様的月光」に牧師としてゲスト出演。
さて、様々な話題をふり蒔いている「賽温遏η値 (セデック・バレ)」、今年の台湾金馬奨(台湾アカデミー賞)に11部門にノミネートされています。中で、私が注目しているのは「最佳原創電影歌曲」奨。Jie王子の「阿爸」もノミネートされているんですが、、方文山作詞の好い曲ですが、、、「賽温遏η値蕁廚留薜たちの合唱による「看見彩虹」にどうしようもなく魂が揺れてしまいます。
よろしかったら、聴いてみて下さい。→
こちら
等など、書きたいことは尽きませんが、、また次回に。