TAMAKO 的 HOLIDAY !

GWはいかがお過ごしでしたか?
GWは読書三昧
この連休は、特に遠くへ出かけるでもなく、別所へは3度も竹の子を買いに行ったくらいで、読書で過ごしました。読んだのは、「カリギュラ」と「歴史読み枕草子 - 清少納言の挑戦状」。どちらとも、没頭してしまいました。

「カリギュラ」は、連休前に蜷川幸雄演出版の舞台のDVDを観て面白かったので、戯曲本も読んでみたくなったのでした。とにかく台詞の一つ一つが、ステキ!カリギュラって、その甥のネロと並んでローマ帝国最悪の皇帝と思われてますもんね。まあ、その災厄ぶりの茶番(!)と絶望ときたら、現世をそんまんま映したようで、う〜〜ん、、と唸るしかない。



「歴史読み枕草子 - 清少納言の挑戦状」(三省堂)の方は、著作者が職場の人のお姉様で、拝読した本です。私が、最初に買った古文の参考書が「枕草子」でした。平安貴族の生活の中での美意識を描いた随筆と、思っていたのですが、その叙述が必ずしも時系列に沿っていない!というのはとても新鮮な驚きでした。




冒頭近くの第六段「大進生昌が家に、宮の出でさせ給ふに、、、」や第七段の翁丸が登場する「うへに侍ふ御猫は、、、」なんていうのは、中宮定子(この頃は皇后)が、実家の没落や多くの不幸に見舞われての晩年の頃の話だなんて、本当にびっくりしました。こういう叙述のまま、回想録として、映像化すると、洒落たフランス映画のようになりそうですね。著者も書いている通り、第九十一段の雪山のエピソードの裏で取り図られている帝と定子の逢瀬は、そうと知れば、スリリングだし。
この本に出会って、あらためて、「枕草子」を読み直したい気分です。
auther : Kazumi-I | 近況のこと等 | comments(0) | - |
ラ・フォル・ジュルネ金沢
今年は初めて ラ・フォル・ジュルネ金沢の公演に行ってきました。
いわゆる印象派の音楽が好きな私にとっては、通り過ごすわけには行きません。
ラッキーな事に5月3日の午後の3公演のチケットを手に入れる事が出来、母と行ってきました。



フランス国立ロワール管弦楽団、井上道義指揮の「ボレロ」は、ほんま、素晴らしかったです!!冒頭、照明を最小限にして、あのドラムのリズムが人々の心を覚醒する。そしてスポットライトの中でフルートがメロデイを奏でる、そして次にライトは、クラリネットに移り、クラリネットが歌いだす、、そして、、と、言う具合にだんだんと照明が明るくなりクライマックスへと雪崩れる!!

照明のせいもあって、あのドラムが何処で演奏されているかず〜っと分かりませんでした。しまいに、、まさか、カラオケ?とまで疑ってしまいましたが、明るくなってようやく、奏者が指揮者井上氏の真っ正面で、身じろぎもせず(?)叩き続けていたのでした。2階席前方中央付近にいた私には、井上氏とドラム氏が一直線になっていたため、、、まあ、なんてトリッキーな!と感動してしまいました。


「牧神の午後」は、それこそ、午後のまどろみの中で味わう感じでしたし、公演と公演の間では、音楽堂の玄関先で、屋外カフェを前にして、アコーデイオンとギターのライブ演奏があり、道行く多くの人たちが足を止めてシャンソンの曲に耳を傾けていました。シャンソンにはやっぱアコーデイオンがいいなあ、、

さて、今回の ラ・フォル・ジュルネのテーマは、フランスとスペインの音楽でした。
日本人は、スペインの郷愁を帯びた曲が大好き!です、たぶん。もちろん私も、、そして、アランフェスも外せません。「アランフェス協奏曲」がこの日のトリ。それに相応しく、と、いうか、もう、最高を超えてます!!指揮は井上氏、ギター奏者は、、イケメン!パブロ・サインス・ビジェカス。



そのギターの独奏が、もう、のっけから、、、ヤ・ヤラれちゃいました〜〜、これこそ、ライブです。オーケストラアンサンブル金沢のメンバーもそのギター演奏にリスペクトを表すべく、きっと、120%以上の力で応えていました。ステージも客席も一体感を超えた陶酔の世界でした。

半日でしたが、本当に贅沢で優雅な時間を過ごせた事に、母と二人で、ず〜っと興奮しておしゃべりが止みませんでした。
auther : Kazumi-I | 近況のこと等 | comments(0) | - |
竹の子
5月3日の午前中は、竹の子を求めて、金沢の奥、新緑の中を別所へ出かけました。
青空の下、竹林が爽やかに揺れていました。







今年は、4月に入ってから寒かったせいもあって、竹の子の収穫は今ひとつ、、というお話です。でも、竹の子の白いお尻が何だか可笑しい!!

さて、量り売りの竹の子を買って、母は、さっそく「竹の子ご飯」にとりかかります。一人暮らししている叔父に届けなくちゃ!と張り切ってもいます。

auther : Kazumi-I | 近況のこと等 | comments(0) | - |