
かほく市に住んでいる従兄から、お茶会のチケットが送られてきたので、kyokoさんを誘って出かけてきました。今回が17回目となるチャリテイ茶会、西田幾多郎の「善の研究」出版百周年記念でもある今年の会場は
石川県西田幾多郎記念哲学館 でした。

とても好いお天気の日曜日、見晴らしの好いテラスからは医王山をはじめ、立山白山が遥かに望むことができました。

安藤忠雄氏設計の西田幾多郎記念哲学館

地下の瞑想空間「ホワイエ」では立礼席が設けられました。

上を仰ぐと天窓から明かりが降り注ぎます。

かほく市は、海に面した地域が多く、漁で生業をしていた記憶を留めた道具の取り合わせが楽しめました。水差しは「蛸壺」!!

立礼席のお干菓子は、西田幾多郎筆による「無」の印を押したお煎餅。当地宇ノ気出身のKyokoさんが「あ、これは無の字ですよ!」と教えてくれました。彼女が通っていた宇ノ気小学校の外壁におおきな「無」の字が書かれていたそうな。
お茶席を巡った後、哲学館展示室を見て回りました。kyokoさんによると、宇ノ気のコはみんな小さいときから西田幾多郎のことを教えられるそうです。「世界に知られた日本の哲学者が郷土の誇り」って凄いじゃない!前田利家は、世界に知られていないよ。「無」と「空」の違いは何ぞや、、とか、ちょびっと哲学の話などをお喋りしながら西田幾多郎の遺品や書簡を拝見していると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
今度、あらためてこの瞑想の空間を訪れてみたい気分になりました。
お茶席を担当された皆様、お疲れさまでした。お忙しい時期に付き合ってくれたKyokoさん、ありがとうございました!