TAMAKO 的 HOLIDAY !

GWはいかがお過ごしでしたか?
“卵” と “アイスキャンデイー“
 "I will stand with the egg, no matter how right the wall is and how wrong the egg,"

 これは、村上春樹氏が、先日、イスラエルで開催された「Freedom of the Individual in Society」のエルサレム賞受賞式のスピーチで話した言葉です。権力という壁に対して、個人はぶつけられて潰されてしまう卵なのだ、と。この話をニュースで聞いて、思い浮かんだのが「最期的戦役」という曲。

“在硝煙中想起冰棒 汽水的味道”

 JIE王子の、3枚目のアルバム「八度空間」に収録されている「最後的戦役」の中で一番心に残る歌詞です。敵味方の弾が飛交い、すぐ側で砲弾が炸裂する戦場、立ちこめる硝煙の中で傷ついた若い兵士が想うのは、アイスキャンデイー。なんて、鮮やかで痛ましい歌詞!
 
“這樹林間充滿了敵意”
辺りは憎悪に満ちている、その真っ只中に取り残されて、友の最期を見取る若い兵士。
“我留著陪你 強忍著淚滴” 
“我留著陪你 最後的距離”
どこにも行かない、傍にいるよ、涙を忍して、最期になってもずっと傍にいるよ、、、やがて、友人は若い兵士の腕の中で息絶える、壕の中で嗚咽がこみ上げる。

 曲の始まりはいきなりの銃撃音、ドラマチックなストリングス、そして、優しい旋律にJIE王子のいつものようなささやくような歌唱、それがやがては悲痛な歌声に、、、バックには止まない銃撃音、戦争の音。
 う〜ん、この曲、私の中でのJIE王子と方文山の合作のベスト3に入ってます。

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チェブラーシカ
 実は、モンキーっぽいモノにメがない私、、、、京都一乗寺の商店街のとある書店で、何やら情けない目つきが私を誘惑。一瞬、迷って買ってきてしまいました。ジブリって私のタイプじゃないのだが〜〜、でも、このお人形アニメは私のハートにキュンと届きました。1969年に始まるロシア(当時はソ連)産のアニメ。ご存知の方も多いと思いますが、癒されるというか、励まされるアニメでした。

 

 京都の親戚の家の近くにある「KEIBUNSHA」、学生が多い町のせいか、店の前には自転車がぎっしり。1年か2年に1度訪れているんですが、来る度にお店の規模が大きくなっているのには驚かされます。いわゆる売れ筋の本を扱ってるわけじゃなく、澁澤龍彦やフランス文学、現代美術や建築学、前衛からレトロな文具、、、絵本、、、そんなマニア向けの品揃えが人気なのでしょうか?

 それにしても、本離れ、活字離れが止まらない時流にすれば、この賑わいはちょっと嬉しいです。新聞の書評や、インターネットのカタログで出版物を買うのももはや当たり前のご時世ですが、こんな魅力的な本屋さんで、思いがけなく好い本やDVDに出会うのはとても贅沢な出来事です。今度は、いつ行けるかなあ、、、、 

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日ハムとの練習試合に23,000人!
 ず〜っとご無沙汰だった、虎ネタ。監督も替わったんだから、機嫌を直してみましょうか。

 「梨田監督、負けてくれると思ったのに〜」とは真弓ちゃんのblogの言葉でした。今回、1番セカンド起用の藤本選手は、真弓ちゃんの期待に応えてダルの初球をレフト前にヒット!5打数2安打、1進塁打、併殺崩れ、三振、走塁ポカもあり、充実(?)したゲームだったのでは。点数には絡めずに、でも、結構しぶといプレーぶりだったと思います。課題はあるけれど、何とかヒットも打ったしね。今度チャンスがあれば、ぜひ真弓ちゃんに勝ちをプレゼントしてあげて下さい。

 練習試合とはいえ、宜野座はホーム、そして集まった観客が23,000人!ダルとQ児の効果とは言ってますけど、一番は真弓ちゃん効果!が大きいんじゃないかなあ。だって、毎日の見物客も、去年と比べたらすごい多いって聞きますもん。何でも、読売での解説者がアノ前監督ってことで、、、どうコメントしてるでしょうか?

 打線に迫力が無かったのかなあ、、、ホームランがなかったよなあ、、、この時期、林ちゃんやイクローなんて張り切って飛ばすんだけど。鳥も調子イマイチだったようだし、ガラにもなくちょっと気になっています。

 真弓サンにしてみれば、エンドランやスチールなどいろいろ試す事ができたと評価していたようです。

 ま、練習試合、それも今期初めての、だから、なんくるないさ〜



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2009年、漢字にハマる!


 世の中が、誰かさんの影響で、漢字ブームらしいのですが、、、実は私もハマっています。夜寝る前に、必ず広げるのが「字統」。これがまた、エラく重くて、、、でも漢字の成り立ちってのを白川静流に解いていくのが面白くて、ついついやめられません。

 年末に、親戚のコに絵本を贈ろうと近所の書店を覗いて、手にしたのが「神さまがくれた漢字たち」(白川静監修・山本史也著 理論社)これがヤバかった!  
 
 「人」という字は「人と人とがお互いに支え合ってる?と思ったら大間違い!この姿は神様(権力者)の前でうなだれている哀れな奴隷の姿」みたいなお話で、いっぺんに食いついてしまいました。「道」とは、「道なき荒野を生贄の首を片手に行く姿」にいたっては「没錯!」文字―漢字とは、人同士のコミュニケーション手段ではなくて、まず“神との対話・コミュニケーション”として誕生したという説にはとても説得力があります。モーゼの十戒でも、神の声は石に穿たれました。そう思うと、ぞんざいな言葉遣い自体がとても罪深い事のように思えます。「言」というのは、「発した言葉に偽りがあれば針を突き刺され罰せられる」ことを表しているそうです。

 甲骨文や金文の時代ー青銅器時代を思えば、生贄と血と酒に満ちた時代という印象があります。そうした時代に作られた漢字も、時代とともに用法が変わり、現在に至っています。ま、Mainland China なんて簡体字だし、漢字は単なる記号になってしまったかのようです。

 でも、そんな今の中国であっても、「中国風」がブームとなりつつあるようです。その代表が、私のJAY & VINCENT コンビ!昨年、発表された「蘭亭序」美しい作品だけど〜〜〜難解!何解!!だからこそ、漢字にチャレンジしたいわけです。ちなみに彼らは、台湾出身なので繁体字を使ってます。

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