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2010.11.29 Monday
浪漫騎士
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いろいろあり過ぎの11月も過ぎていきます。
唐朝樂隊の皆様、11月13日、20日と2週続けてのライブ、お疲れサマでした!北京でのDing Wu の個展も無事閉幕。 中国発のあるblogで、Ding Wu は (現代の)「李白」と言ってた人がいました。で、柄にもなく、李白の詩をちょこっと齧ってみました。まあ、その歌詞にお酒が出てくるとこがそうなのか、、それとも中国ロックの金字塔「夢回唐朝」(ここにもお酒は出て来ますが)のせいなのか、、、 その「夢回唐朝」から16年を経て発表された「浪漫騎士」。前者は華麗で脆く、現実からの逃避気分を充分堪能させてくれました。後者は父親(とその世代)への挽歌だと思うのですが、そこにあるのは逃避や否定ではなく「和解」と「感謝」がいっぱい詰め込まれています。Ding Wuの歌唱も、20~30代のような京劇調の高音は駆使していなくても、力強い叫びはより健在です。曲の冒頭はフォークソング風で前奏も殆どなく、唄い出されるのですが、だんだんテンションが上がり、上がって、老伍の神業ギター演奏が炸裂してやっぱり「唐朝だ〜!!」という結末で、お能のシテが舞い狂ってるようです。そう!「浪漫騎士」は、全世界の父親の魂に捧げた作品なのです。 ![]() 「浪漫騎士」と題されたDing Wuの画。 Ding Wu 6歳の時(1968年頃?)、下放された両親とともに北京から黒竜江省へ向かう列車の中を描いた画です。ロックシンガーとは思えない画風、、、でも、どこかシュール。 |
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