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2011.01.07 Friday
七草
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七草の揃わぬままに粥を炊く (Tamako)
仕事もぼちぼちと始まって、今日は「七草」。 おせちに、お雑煮に、お酒に、、と疲れた胃を癒すためにお粥を食べる、とは言われていますが、実は、「呪」術的な意味もあるらしいのです。大地から萌え出たばかりの草を食するということは、その生命力をいただくことに他ならない、というわけです。 この句は、カブとカブの葉を入れて、ゆっくり一日をかけてお粥を炊いた時にできた句でした。カブだって、大地の恵みに育まれたものなので、まあ、悪くはなかったのでしょうが、、、 そこで、今年は七草のセットを使いました。さて、、霊験は如何に?? と、思っていたら、「七草を摘む」ことにこそ、呪術的な意味があるとか、、、 「きみがため春の野にいでて若菜摘むわが衣手に雪はふりつつ」(光孝天皇) 「花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春をみせばや」(藤原家隆) 寒の入り、春が待ち遠しい頃となりました。 |
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