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2014.02.01 Saturday
The Banality of Evil
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![]() やっと、シネモンドで「ハンナ・アレント」を観てきました。 平日の午後に、、案外なたくさんの人でした。 久しぶりにホンモノの「強い女」を見た気分です。 たとえ、家族同然の友人や同胞から絶縁されようとも、どんなに傷つこうとも、自分の考えを貫くという人生。「思索とは孤独な作業」だけど、考えるのを停止してはいけない。考えるのが人間だから、、と、いうメッセージは重い!けど、潔い。 彼女の作った「The Banality of Evil」と言う言葉、1961年のエルサレムでの元ナチの親衛隊アイヒマンの裁判法廷を傍聴した報告書に使われて、これが大きな論争を引き起こしたんだけど、、、 「悪の凡庸さ」、、、自分で善し悪しを判断せずに、ただ、目前の命令を従順に実行して行く事が、如何に多くの人たちを悲劇へと追いやったか??悪意さえもたずに、どうしてあんなに多くの犠牲者を積み上げたのか??「思考停止」「悪意の不在」「モラルの崩壊」 現代において、蔓延っているのもコレじゃない? しかし、ハンナ・アレントさんって、チェーンスモーカーだったんですね。 煙草を吸っている時は、思考停止?それとも思考中?? 見応えたっぷりの映画でした。 |
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